ここは横浜伊勢佐木町の有隣堂。
イベント開催中のようで、看板が出ています。
ちょっと近づいて見てみましょう。
なになに? "消しゴム博覧会"と書いてあります。
世に博覧会は数多くありますが、消しゴムの博覧会というのは
今まで見たことも聞いたこともありません。
それに消しゴム、なぜかとても気になる響きです……。
なんて惚けてみてもこれを読んでいる方なら既にわかってしまっているでしょう。(そもそもタイトルに堂々と書いてありますし)
そう実はこの消しゴム博覧会には以前「気にコト」で取り上げた
津久井智子さんの作品展示が行われているのです。
(07年8.10〜8/19まで)となったらやっぱり気になりますよね?
さっそく展示会場に行ってみましょう。
会場に入ると直ぐに消しゴムの歴史と題されたコーナーがあります。
どうやら消しゴム博覧会は作品展示だけでなく、消しゴムの歴史や製造方法も
わかるようになっているようです。
おもしろそうなので、消しゴムの歴史をのぞいて見ましょう。
ふむふむ、なるほど。
この頃から消しゴムは使われ出したのか……。(歴史を勉強中)
突然ですが、ちょっと利口になった気になっている私から問題です。
問:今では生活に馴染み深い消しゴムですが、誕生したのは何年の ことでしょうか?
チッチッチッチッチ(シンキングタイム)
正解は1770年
この年イギリスで天然ゴムにより字が消えることが発見されます。そして2年後の1772年に初めての消しゴムが製品化されたそうです。
当時消しゴムは高価だったため贅沢品だったようですよ。
この時日本は江戸時代。第八代将軍の徳川吉宗の時代です。江戸時代といったらまだ筆を使っていた印象が強いですよね。
しかし初代将軍徳川家康は鉛筆を所持していたそうです。(かえペン調べ)
"消しゴムの歴史"ではこのように15世紀から現代21世紀までの消しゴム史がいろいろ説明されています。
普段当たり前のように使っている消しゴムも歴史は知らないですから面白いものですね。
おっとこっちには"おもしろ消しゴム"が展示&販売されています。
食べ物の形をした物、動物や乗り物の形をした物……。
本当にいろんな形の消しゴムがあり、見ていて飽きません。
読者の方々の中にも"おもしろ消しゴム"持っていたという人もいるのではない
でしょうか?
という私も何個か持っていました。結局もったいなくて使えませんでしたけどね。
これだけ様々な種類がある"おもしろ消しゴム"は集めるだけでも楽しそうです。
実際、まとめ買いしていく人も多く見られました。
さてさて消しゴム博覧会に夢中になり、当初の目的を忘れているんじゃないかと
心配される方もいるかもしれませんが、ご心配なく。
お待たせしました津久井さんのコーナーです。
津久井さんの作品が展示されるのは関東では初とのこと、ここでは数多くの作品が展示されていました。
大きなはんこに小さなはんこ、年賀状やお年玉袋にぺったんと押した物、仕事道具などなど。
津久井さんワールド全開です。
前回の取材時も驚きましたが、こうやって多彩な作品を眼の当たりすると消しゴムはんこの可能性の広さに再び驚いてしまいます。
そして今回も津久井さんにお話を聞くことが出来たのでここからはインタビューをお伝えしようと思います。前回のインタビューでは判明しなかった意外な一面が垣間見れましたよ。
津久井智子ショートインタビュー
関東初となる展示会。夏休みということもあり子供から大人まで様々な年代の人が消しゴムを楽しんでいるようです。
「そうですね。今回場所が書店ということものあり、
"今まで消しゴムはんこに触れたことのない人にも知っていただけたら"という思いがありましたから、
幅広い方々に見ていただけたら嬉しいです」
消しゴムはんこを使った作品がいろいろ展示されていますが、最近一押しの消しゴムはんこの使い方ってありますか?
「夏おすすめなのは、お中元の包みや手ぬぐい、あとは暑中見舞いなんかいいと思います。
あと以前ワークショップでやったビニール傘はとても好評でした。裏側から油性のインクで押すんですよ」(上に写真あり)
津久井さんは屋号(象夏堂)に夏を入れているほど夏が好きな方。
(前回のインタビュー参考)
そして今の季節は夏! 絶好の機会なので夏好きな理由を聞いてみました。
「単純に寒いより熱いほうが好きだからですかね。熱いとテンションが上がりますし」
ホームページに「海に行きたい」と書かれていましたが、今年は行けそうですか?
「ちょっと忙しくて行けそうにないですね」
もし行けたら何がしたいですか?
「ビールを飲んでごろごろしたいですね(笑)」
泳ぐよりもビールですか?(笑)
「泳ぐのも好きですよ、ダイバーなので」
実は津久井さんはダイビング免許の取得者。"砂浜でビール"だけでなく潜る方も 大好きなようです。
今まで潜ってみて印象に残っているダイビングポイントはありますか?
「タイのタオ島が良かったですね、日本だと神津島。沖縄も行ってみたいんですが、まだ行けてないんですよ」
海へ行けず少し残念そうな津久井さんですが、話は以前気分転換になると言っていた料理の話へ。
「料理の方も夏って感じですよ。夏野菜が好きなんです。特にゴーヤーチャンプルーはよく作ってますね。
あとは冷やし中華、カレーは4回は作ってます。
ゴーヤーチャンプルーは毎日食べてもいいくらい好きなんですが、以前沖縄出身の人に作った時は「苦い」と怒られたことがあります(笑)」
ゴーヤーは苦いから美味しいと津久井さん。
津久井さんはあまり苦味を処理しないで調理するようなので、苦いのが苦手な人には少し辛いようです。
「汗だくになりつつフライパンを振って片手間にビールを飲む。このビールが凄くおいしいんですよ。
あっ! だから夏が好きなのかもしれません(笑)」
夏好きの真相判明!
でもたしかに汗を掻きつつグビグビっとお酒をいただく。
想像しただけで美味しそうです。
最後にこれから消しゴムはんこ始めようと思っている方、そしてファンの方へ メッセージをいただきました。
「ファンの方はいつもありがとうございます、これからもよろしくお願いしますと伝えたいですね。
これから始めようかと思っている方にはとにかく今はインクの種類も豊富ですし誰でも楽しめるものなのだということを知って欲しいです。
そして彫る時は思いっきりよくやって欲しいと思います。
ワークショップをやっていると思うんですが、子供は失敗を恐れずにどんどん彫るので上達が早い。
でも大人は失敗したら恥ずかしいとか、お手本通りに彫らないとダメだと思ってしまって一個一個の時間がかかってしまう。
慎重になりすぎると細かい傷が増えてしまって結局は遠回りしている感じがします。それだったらお手本と違っても失敗したと思わず、
むしろ味が出たと思ってやっていけば上達も早いんじゃないかと思います」
6月の富山での展示会に続いて、今回の"消しゴム博覧会"
今後も機会があれば作品展示の場を設けたいと思っているそうなので、興味がある方は小まめに津久井さんのHPをチェックしましょう。
前回の津久井智子さんの
「気にコト」が気になったはこちら↓
--1(教室編)
--2(インタビュー編)
2007/8.28
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